コンクリート技士の資格概要や試験概要、合格ライン、勉強方法のアドバイスのサイトです。
コンクリート技士とは、昭和45年度に創設され社団法人日本コンクリート工学協会が実施する試験に合格し、「コンクリートの製造、施工、検査および管理など、日常の技術的業務を実施する能力のある技術者」です(社団法人日本コンクリート工学協会)。それに対してコンクリート主任技士は、「コンクリートの製造、工事および研究における計画、施工、管理、指導などを実施する能力のある技術者」で、コンクリート技士の上級資格です。さらに上級資格としてコンクリート診断士があり、2001年新設されました。コンクリート技士やコンクリート主任技士の資格を取得すると、コンクリート診断士試験受験のときには、コンクリートの基礎知識に関する試験が免除されるという特典、メリットがあります。ですから、コンクリート技士とは一番基本となる資格です。コンクリート技術者を志す者が最初に取得すべき資格です。有効期限は4年間で、コンクリート技士研修を受講し、登録更新手続きをする必要があります。
コンクリート技士試験の願書は例年7月上旬〜9月中旬に1部1,000円で販売されます。受験申込みは8月上旬〜9月中旬に郵便または直接窓口への提出で受付されます。受験料は8,400円です。試験は例年11月下旬に実施されます。試験会場は札幌市、仙台市、八王子市、名古屋市、大阪地区、東広島市、高松市、北九州市で予定されています。受験資格は、コンクリート技術関係業務の3年以上の実務経験者なら学歴・年齢に関係なく受験できます。大学(旧制大学、短期大学を含む)や高等専門学校(旧制専門学校を含む)の卒業者、あるいは高等学校(旧制中学校を含む)卒業者で、土木工学または建築学に関する学科の課程を修めた(コンクリート技術に関する科目を履修した)者ならコンクリート技術関係業務のの実務経験が2年以上必要です。試験の方法は四肢択一式問題と○×式問題による筆記試験です。いずれも変更がありうるので、社団法人日本コンクリート工学協会のHPでご確認ください。
合格率は最近5年間は25〜30%程度です。合格ラインは公表されていませんが、70%程度と思われます。まず過去問題を解いてみるとよいです。そうすると、合格ラインと自分との実力差を知ることができます。あとはそのギャップを試験日までに埋める勉強をするわけです。それもやみくもに学習するのではなく、過去問題をやって得意な分野、苦手な分野をはっきりさせて勉強するのです。コンクリート技士の過去問題はネット上にもあるので探して挑戦してみるといいです。出題形式としては、文章の正誤判定、つまり○×式の問題が20問出題されます。材料や硬化コンクリート、各種コンクリートという材料についての出題が6割以上と最も多く出されています。また、四肢択一式問題が40問出題されます。材料や配(調)合、フレッシュコンクリート、硬化コンクリート、製造、試験・検査、施工、各種コンクリート、鉄筋コンクリート構造と幅広い範囲から出題されています。これらに加えて1〜2問、計算問題も出題されています。 参考:コンクリート・スラブとは床板のことをいう。鉄筋コンクリート構造の建物は柱と梁の骨組みからなる。鉄筋を縦横に組んでコンクリートを流し込み固めて床板、壁を作る。コンクリート・クライシスとは古いコンクリートの剥離やひびのことをいう。